
髙村 豊 : 名古屋 中村おもちゃ図書館
おもちゃの図書館全国連絡会副理事長
子どもたちは、まねすることから遊びが広がります。ままごとは、家庭でのお母さんの動き、お父さんの動きを見ている子どもがまねっこ遊びをするところから楽しく展開されます。そこには、心の安定が生まれています。長い間よく遊ばれてきたおもちゃには、子ども自身に働きかける力が存在するといえます。そんなおもちゃは、遊んでみるとやっぱり面白いんです。
子どもたちの発達は、遊び始めることにより促進され、おもちゃが独創的な想像力の重要な要素になります。遊びながら、感覚力を身につけ磨き上げていきます。発達年齢や生活年齢が考えられたおもちゃで遊ぶことで、器用さを身につけ、自分の周りのことを把握することを学びます。
見立て遊びができるやわらかな感性を大切にし、2次元的な平面での形の理解ができると、3次元的な立体的な想像力を育みたいものです。無意識のうちに右脳を使い、想像力が育つのです。シンプルな中にも、遊び方が工夫できる余地のある、繰り返して遊べる、生活の中に潤いが出る、わくわくする遊び体験を、小さなときから保障したいものです。最初に与えてやるおもちゃがお父さんやお母さんの手作りなら素敵ですね。私は、人を傷つける武器のおもちゃで遊ばせることを避けてきました。おもちゃ遊びを通して、どんな人とも仲良くできる子に育ってほしいと願っています。