2022年7月21日木曜日

(コラム)紙芝居屋 さいた咲いた

 

  青塚 和子 :戸田市おもちゃ図書館グループびっくりばこ
          おもちゃの図書館全国連絡会理事



 

 

平成15年に、子育て中のお母さんのグループと知り合い紙芝居を始めました。当初赤ちゃんだった子も高校生。戸田市児童センターこどもの国の庭で、歌やどうぶつ体操をして紙芝居をしていました。「さいた咲いた」は話し合いの時が5月で、子どもたちがチューリップの歌をうたった、だれでも知っているねと、決めました。平成22年に福祉保健センターの中のカフェ(障害者の共同受注センター)で 2歳半の歯科検診時に紙芝居ができるようになりました。2歳半は一生に1度だけ、2度は来ないので、毎回同じ物+新しいものを用意しています。「フッ素を塗っているので30 分は食べ物はダメ」なのに、紙芝居に食べ物がたくさん出てきてしまう!

 日頃は、自転車の後ろカゴに板を渡し、布を掛け、紙芝居の舞台を置いて公園に行っています。(雨天は中止です)来てくれた子どもに花シリ-ズのしおり(1カ月1花)を作り渡します。毎月3か所(室内は1か所)での実施に合わせて50個程作ります。小学生の低学年に日本の昔話をしたいのですが、ほとんどが幼児です。
 初めての紙芝居は、保育園や幼稚園でのようです。楽しんでいるのかわからない時もあります。登場人物と一緒にする参加型は、お母さん(大人)のお手伝いを頂き実施しますが、それが良いように感じます。声を出す、体を動かす、触れる、ごっこ遊び(食べるまね、主人公と同じように頭に葉っぱを乗せて化けてみる)は、恥ずかしそうに参加したり、参加しなかったりですが、帰る時のタッチは「楽しかったよ」と言って貰えた様に感じます。

 短い一時ですが、楽しんでもらえればと続けています。「365日、戸田のどこかで誰かが紙芝居をするリレー」が夢でしたが、これは難しそうです。楽しみなことですが、自転車に乗れなくなったらどうしましょう。動かず待っていても誰か来てくれるでしょうか。

 

 

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